Introduction

「浪江の記憶」を保存しましょうと参加者を募った第1回の収録日は、生憎雨に見舞われました。集会所に白の背景師をたらし、ライト2頭を両脇にたて、簡易スタジオを設営し、「浪江の忘れられない思い出」、「嫁入り、結婚のお話」、そして「震災の話」についてのライフストーリーを保存しました。浪江町で農業、漁業を営んでいた方々から、どのような物語が紡ぎだされたのか?今と過去を繋ぐ断片的な記憶の糸を生成していく過程を保存しました。
どうかこの浪江の思い出が後世に残りますように。。。
私達の孫にもすてきな浪江が届きますように。。。

ベートーベン・フリーズというグスタフ・クリムトによる(20C.ウィーン分離派)ベートーベンの第9へのオマージュとして、ウィーン分離派、セセッションの小部屋の帯状装飾として描かれた。4面にかけて物語の起承転結が描かれ、クライマックスの「この接吻を全世界に」は、英雄が旅を終えての最後の抱擁から原点・宇宙への回帰を表しているとのことだが、本プロジェクトで語られる物語を通して、このままふるさとの思い出が埋もれてしまわない様に、そして、多種多様なストーリーからなんらかの変化が見いだせることを望みこのタイトルを付けました。

おば.png掛け合いの語り:同級生ながいさん.pngモノローグ: モノローグ: モノローグ:歴史を作るIMG_3030.JPGDVD DVDは図書館などに寄贈